10月18日(日)、六本木ヒルズで開催中の第22回東京国際映画祭にて、日本映画・ある視点部門に出品された『君と歩こう』の舞台挨拶が行われ、監督の石井裕也、主演の目黒真希、森岡龍、吉谷彩子、潮見諭、とんとろとんが登壇した。
本作は、アジア・フィルム・アワードで新人監督大賞を獲得するなど、海外メディアからも注目を集めている若手の石井裕也監督の最新作。つい勢いで田舎から東京に駆け落ちしてしまった、肉食系女性教師と草食系男子高校生の奇妙な関係を描いている。
会場には海外からの観客を含め、多くのファンが詰め掛け、石井監督作品の注目度の高さをうかがわせていた。しかし当の石井監督は「タイトルはちょっとダサいですけど……」と、少々控えめ。代わりに、女性教師を演じた目黒が、「この作品はテンポ感が抜群です、私と森岡さんの早い掛け合いを楽しんでください」と、見どころをしっかりとアピールしてみせると、会場から温かい拍手が送られた。
一方、若手演技派俳優として注目を集めている森岡は、「若いスタッフばかりで毎日290円ののり弁を食べながら作った映画です。楽しんでいただけたら嬉しいです」と、甘いルックスではにかみながら挨拶。しかし、それを聞いたベテラン俳優の潮見が、「僕は朝行ってすぐに終わったので、290円ののり弁食べてませんよ」と悔しがると観客は爆笑。さらに、“好きなシーンは?”と問われた監督が、「森岡君が舌をちょこちょこ出す癖があるんですけど、それを演出で誇張して(笑)。そういうことに挑戦しているので、是非注目してください」と本作の意外な見どころを紹介すると、キャスト一同、一斉に大きくうなずき、会場は大きな笑いに包まれていた。
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