6月1日(月)に、国際フォーラムにて『劔岳 点の記』の完成披露試写会が行われ、キャストの浅野忠信、香川照之、松田龍平、宮崎あおい、小澤征悦、仲村トオル、監督の木村大作が登壇した。
本作は、山岳を舞台にした名作を数々世に送り出した、新田次郎の同名小説を映画化したヒューマンドラマ。明治時代、日本地図を完成させるために前人未踏の劔岳山頂を命がけで目指した、測量士らの苦難と友情を、壮大な風景とともに描いている。
山道を9時間登るなど、過酷なロケを乗り切った出演者たち。主演の浅野忠信が「携帯も通じない場所。なおかつ山小屋での共同生活をしつつの撮影。役者として成長しました」と慎重な面持ちで述べると、香川照之らも次々とその苦労を振り返った。そんな中、「東京に娘の運動会のために戻るつもりだったが、また大変な撮影現場に自分自身が戻れるか心配でした」と仲村トオルが本心を語ると観客から笑いがおき、緊迫気味だった会場が少しだけ穏やかになった。
終始、様々な苦労話を語る男性キャストのなかで、紅一点の宮崎あおいは「3日間だけの撮影でしたが、監督はとても優しくて、仕事姿がかっこ良かったのがとても印象的です」とコメント。すると、すかさず浅野忠信が「監督は、あおいちゃんとの撮影の時は、いつもの無精ひげではなく、きちんとひげを剃って臨んでいました」と暴露し、その言葉に木村監督が「宮崎さんのつぶらな瞳で見られると、ドキドキしてしまうので、見つめないで下さいとお願いしました」と恥ずかしそうに明かすと、会場が笑いに包まれた。
そんなお茶目な一面もうかがわせた木村監督だが、最後に一言を求められると、スタッフが用意したマイクは使わず、1500人の大観衆にむけて大声で「映画を見て何かを感じると思います。映画を応援してください」と力強いメッセージを観客に向けてアピールし、挨拶を締めくくった。
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