9月13日(日)、シネマート新宿にて『孫文-100年先を見た男-』のトークショーが行われ、孫文の孫である宮川東一氏が登壇した。
本作は、辛亥革命を起こしてアジア初の共和制国家、中華民国を建国した“中国革命の父”孫文の、激動の人生をドラマチックに描いた感動作。
現在81歳の宮川東一氏。本人は30歳になるまで、孫文の孫である事は知らなかったという。そして、宮川氏の母でさえ、日中の関係が落ち着く戦後数年後まで、本当の両親は誰なのかを知らされなかったことについて、「子供ながらに、母親の姿を見て気の毒に思っていました。父がわからない状態で育つのが、どれほどさびしいかと身近ながらに感じていました。」と当時を振り返り、「このような悲しい、寂しい事はこの世の中にはあってはならない」と力強く語った。
また宮川氏は、“今まで生きてこれたのは、多くの人のおかげ”だと深く感謝。「20歳まで、多くの人々が育ててくれました。その人々の力を自分が受け持った借金だと考え、20才からは、その借金(人々の力)を生涯かけて返そう、すなわち食べるための仕事ではなく、社会貢献するために働くのだと考えました」と、今日の自分がいかにあるかを語った上で、妻や、これまで関わってきた人へ感謝の気持ちを述べた。そんな宮川氏だが、「今後は日中の協力をしていきたい」と、そのバイタリティーはまだまだ健在。激動の人生を物語るエピソードの数々に、観客は最後まで真剣に耳を傾けていた。
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