12月9日(水)、スペースFS汐留にて『スイートリトルライズ』の完成披露試写会が行われ、矢崎仁司監督、中谷美紀、大森南朋、池脇千鶴、小林十市が舞台挨拶に登壇した。
本作は、直木賞作家・江國香織の人気小説を中谷美紀と大森南朋の初共演で映画化した、大人の恋愛ドラマ。セックスレスの夫婦が、それぞれ別の相手と不倫を重ね、嘘を積み重ねる姿を描いている。監督は『ストロベリーショートケイクス』の矢崎仁司。
清楚なオフホワイトのワンピース姿で登場した中谷美紀は、帽子にサングラスという出で立ちで現れた矢崎仁司監督が「こういう場所は慣れていなくて、4日前ぐらいから悪夢にうなされていました」と挨拶を始めると、「監督、サングラスはずしたらいかがですか?」とすかさずツッコミ。さらには矢崎仁司監督を「変態? 天才?」と評しつつ、「監督とのコミュニケーションが大変で、毎日現場に行くのが嫌でした」と、おちゃらけながらまさかのぶっちゃけ発言。それでいて、「監督の作った映画は、白子とかフォアグラとか、このわたの中で泳いでいるような気分になり、あるいは素肌の上をナメクジが這うような感じを覚えた、ヌルっとした湿度の高い作品です」と官能的に映画を表した。
また、夫役の大森南朋の印象を聞かれると、「大森さんといえば『ハゲタカ』のイメージがあって、私はこの作品の大ファンでした。それで、映画の撮影前にDVDのメイキングを観たんですが、大森さんが仏頂面でインタビューに答えていらして、その姿がとても感じ悪くてお会いするのが嫌になりました」と、またまたぶっちゃけ発言。歯に衣着せぬ物言いの中谷美紀に、大森南朋も「中谷さんは、撮影現場でもドキッとするような発言をしていたんですよ」と言うのがやっとで、会場には笑いが広がった。
そんななか、嘘に嘘を重ねる映画の内容に因み、嘘は必要かとの質問に対し、「時には嘘も必要」とコメントした大森南朋や、「パートナーを傷つけない程度なら。やさしさからの嘘もあると思います」と語った小林十市のなかで、中谷美紀は「嘘を生業にしております。嘘をいかに真実に見えるかに命をかけています。今日発した言葉もほとんど嘘かな」と最後まで爆弾発言をして、報道陣を煙に巻いていた。
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