1月13日(水)新宿明治安田生命ホールにて、『ラブリーボーン』の特別試写会が行われ、トークショーに美輪明宏が登場した。
本作は、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソンが監督を務めた話題作。14歳で殺害された少女が、天国から残された家族や友達たちを見守り続ける姿を描いている。
真っ白なドレスで美輪明宏が登場すると、立ち見を含む多くの観客から割れんばかりの拍手が沸き起こり、一瞬にして独特な美輪オーラに包まれたトークショー。映画について問われた美輪明宏は、「今の時代、情緒やロマンがないなか、この映画には美しいものも描かれていて、見てホットしました」と感想を述べ、さらに「主演の女の子は、愛くるしくて、上品で往年のハリウッドスターのよう。彼氏役の子もかわいいわね」と大絶賛。その一方で、「昔の映画は、上品で情緒があって、映画館に行かなければ見れない、美男美女が映画に出ていました。今は普通の人でも出てますけどね」と、辛口なコメントも飛び出し、観客たちから上品な笑いが沸き起こった。
また、「2010年はどんな年になりますか」と問われると、「私は、占者じゃないのよ」とやんわりとたしなめしつつも、「実は、今日イベントが行われている新宿で、私は戦後、ホームレスをやっていました」と衝撃の過去をいきなり告白。「だからこそ今は、雨をしのげて温かい寝る場所があることでも、幸せに感じ、感謝できます」と壮絶な人生を感じさせた後で、「先ほど、どんな年になるかと聞かれましたが、良い年、悪い年になるかは、人の気持ち次第。幸せであること、感謝の気持ちをいつでも持ち、不平不満だけではなく、プラスの考え方を持つ。全ては発想次第なのです」と今後の生きるヒントを伝授し、観客たちは美輪明宏の言葉を一言ももらすまいと、真剣に耳を傾けていた。
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