3月13日(土)、シネマライズにて『スイートリトルライズ』の初日舞台挨拶が行われ、監督の矢崎仁司、キャストの中谷美紀、大森南朋、池脇千鶴が登壇した。
本作は、結婚3年目を迎えた夫婦が、お互いを思うがゆえに“甘い嘘”を重ねていく切ないラブストーリー。原作はベストセラー作家の江國香織、主題歌はスガシカオが担当したことでも話題を呼んでいる。
これまでにも繊細な女性の心理を描いた作品をいくつも手がけてきた矢崎仁司監督。しかし、その繊細さゆえ周囲は苦労することも多かったようで、中谷美紀が「監督の声が小さいため、ある時カメラマンさんが『俺だけに言ってもわからないんだよ!』と地団駄を踏んでいた」と暴露。「そんな監督の人柄だからこそ(映画では)人間の複雑さ、奥行きが描けた」とフォローする一幕もあったが、溜まった不満は相当なものだったようで、中谷美紀、大森南朋ともに「打ち上げの際に、監督のお顔に落書きをしてフラストレーションを発散させていただきました。私は監督の目の上に目を」「僕は“肉”とか」と揃って告白し、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
一方、話題の中心となってしまった矢崎仁司監督は、暴露の嵐にたじたじとなっていたが、作品について聞かれると「江國さんをもっと好きになろうと思って、江國さんの行動をまねてみました」とポツリ。“例えば?”とつっこまれると、「江國さんがジャムをたっぷり塗っていたら、僕もたっぷり塗ってみたり、2時間お風呂で本を読んでいると聞いたので、僕も読んだりしてみました」と明かし、会場を沸かせた。そんな努力のかいもあってか、江國と対談した際には「書きたかったことが映像になっていた」と絶賛されたそうで、「とても嬉しかった」と喜びを露にし、「僕は幸せ者です。撮影の時はただ見ているだけでしたから」と謙虚に答えて笑顔を見せていた。
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