5月22日(土)、新宿バルト9にて『春との旅』の初日舞台挨拶が行われ、仲代達矢、徳永えり、淡島千景、柄本明、美保純、小林政広監督が登壇した。
本作は、不自由な足を抱える祖父が、孫娘と、受け入れ先を探して長年疎遠になっていた親戚の元をまわる姿を描いた感動作。何度となく脚本を書き変え、10年掛かりでやっと完成した小林政広監督渾身の一作に仕上がっている。
初日を迎えるまでの長い歳月や苦労を振り返り、小林政広監督は「苦労したことは自慢にならないが、暗闇をさまよって孤独だった。今日、一般の人の前に立てて作って良かったと思う」と、感動を滲ませるコメン トを寄せた。そんな小林政広監督に応える様に仲代達矢も、「自分のスケジュールで撮影が2年おしてしまった。だから、小林政広監督の映画ならどんな役柄でも出演したい」と力強く語る一方、「これから10年も生きていられないので早くお願いします」と、冗談を飛ばし会場の笑いを誘った。
また、仲代達矢演じる忠男の姉を演じた淡島千景は、忠男についての印象を問われると、「弟がどんなに体が大きくなっても自分は姉で居たいし、何かしたい。だから弟役の仲代さんが可愛かった」と、ニッコリ。 そして自分の役柄についても「今は大変な時代でも、人は生きて行かなくちゃいけない。死ぬに死ねないから、頑張らなくちゃ! 生きることはいいことだと思わせなきゃいけないので、演じる際には悩んだ」とコメントし、今の時代へのエールとも思える発言に会場からは拍手が送られていた。







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